安来節について
安来節・どじょうすくい踊りの歴史は、安来節保存会のホームページに載っているので割愛するとして、とりあえず知っとくべき情報がある。
まずは、自分もそうだったが、「やすきぶし」と呼んでいたが、本当は「やすぎぶし」と濁るのが正解。茨城県の人に「いばらぎ」といって突っ込まれるくらいに突っ込まれるだろう。
あと、これまた自分もそういうイメージを持っていたが、安来節のどじょうすくい踊りは変なメイク(眉毛を墨でつなげたり、ヒゲを描いたり)や、鼻に割り箸を刺してザルを前後に揺らして踊ったりはしない。手ぬぐいを頭に被りはするけど、鼻につけるのは一文銭(無ければ5円玉)のみで、踊りも実際にどじょうを掬おうとする一連の動きを表すため、結構体を使うハードな踊りだ。
鼻に割り箸は、お酒の席で即興で行う時に着けたと思われ、安来節保存会は特に認めてはいないそう。(安来節保存会の指導要綱参照)
そして安来節は、全国に知られているけど島根県の民謡だ。すでに何度も言っている安来節保存会というものがあるが、本部は島根県にある。支部が島根の他に全国にあり、東京には4支部ある。自分は関東住まいなので、そのどれかに所属したいのだけど、それはまた色々あるので後のブログに記載する。
最後に、安来節には資格階級がある。11もの階級があって、低い順から
三級、二級、一級
初段、二段、三段
準師範
師範
大師範
準名人
名人
と、最高位は名人となる。
現在、名人はひとりで、平成28年に名人に昇格した、一宇川勤氏のみだ。しかも30年ぶりの名人昇格で、前回昇格した方が引退してから長らく名人が不在だったというからすごい方だ。
初めにどじょうすくい踊りを覚えようと調べた時に、まず知る方が一宇川勤名人だと思う。やはり名人の踊りはキレがあって、ユーモアもある。真似できそうで、そうは真似できない。
最後といったがもうひとつ。一口に安来節といっても、安来節保存会には5つの部門がある。既に述べてる踊り(踊)、三味線(絃)、(唄)、(鼓)、(銭太鼓)があって、それぞれに資格階級があり最高位は名人だ。複数を行なってもよい。
YouTubeで安来節を検索した時に、女子高生が5部門で師範になったというニュース映像があった。だから5部門全部でもいいし、別に若くても資格は取ることができる。
調べたり、色々な人の踊りを見ていく中で、これは面白いぞ! と、どんどん思っていった。飽きっぽい自分がこうものめり込むのもなかなか無い。老人ホームでのご入居者の反応も、続けていきたいなと後押しになったようだ。
というわけで、今後も続けていく中でどんなことが起きるのか書き続けていこうと思う。とりあえず2月の予定はつかないので、二月中は自己鍛錬で。3月に、師範の方が行なっている教室に行く予定で、そこで初めて教わっていく予定。
写真も今のとこ全くないので、この前景気付けに浅草の駒形どぜうというどじょう料理屋へ行った写真。
こいつを、どんどん掬っていかなきゃ。お世話になります。
味は美味しかった(笑